2025年4月16日水曜日

「だるまさん転んだ」真の勇者になれ!

 こんな言葉があります。「勇者とは恐れを知らない人間ではない。恐れを克服することが出来る人間の事なのだ」この言葉は元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラの言葉です。

日本のことわざに「七転び八起き」というものがあります。何度転んでも起き上がる。ではなぜそのような事が出来るのでしょうか?例えば「明日は今日よりもいい日になる」と期待するのと「明日は今日よりもいい日にしてみせる」とでは全然意味合いが違ってきます。前者は希望に過ぎず明日が良くなるかどうかは運任せと言っていい。でも後者は自分の力でいい日にできるという信念を基に語っている。

この違いが何度転んでも起き上がることが出来るエネルギーの基になっているのです。俗にいう強い人。やり抜く力「レジリエンス」を持っている人なのです。そういう人は運など気にせずに自分自身の信念に基づき誠実な姿勢で努力しその成果も謙虚に受け入れ失敗してもまた果敢に挑む事が結果よりも大切であるという事を知っているからです。

「だるまさん転んだ」だるまさんは何度転んでもまた起き上がります。自分自身もだるまさんのように何度も起き上がれる人でありたい。なぜなら、そうすれば恐れを克服できる人間に近づくことが出来ると思うからです。それが真の勇者だと私は思います。本校で学ぶ生徒達には真の勇者となり社会での活躍が出来るように今の高校生活「だるまさん転んだ」精神で頑張ってほしいと思います。

2025年4月12日土曜日

文化部発表会

 今日は土曜日で生徒達は授業がない日ですが登校日として浪速高等学校・浪速中学校の文化部の生徒たちが日頃の練習の成果をお披露目する文化部発表会を実施しました。高校・中学共に新入生を迎えこれから積極的に部活動に参加できるよう先輩たちの活動の一端を見る機会として毎年この時期に行っています。

今日は本当に素晴らしい晴天に恵まれました。発表会から屋外ライブのように臨場感のある素晴らしい演奏や舞やダンスなどを楽しそうに聞いたり見たりと仲間達の日頃の練習成果に生徒達は心を動かされていたように思います。部員達のエナジーが全校生徒にも伝わった様な感じがして3000人を超える生徒達が一つとなり仲間の頑張りに声援を送ってくれているのを見ることが出来て本当に嬉しく思いました。

ダンス部
本校は大阪で一番多いクラブ活動を有する学校としてテレビにも紹介された事があります。校内や校外の充実した施設をフル活用して一度しかない高校生活を先輩たちは謳歌しています。今日発表してくれたクラブ員も春休み中からこの日の為にしっかりと準備をしてくれており、今日は最高のパフォーマンスを見せてくれたと思います。その想いがきっと全校生徒の皆さんの心を大きく掴んでくれたと思っています。
軽音楽部
中学校生活や高校生活の中ではクラブ部活動という特別活動がありそれらに参加することによって、教室では学ぶことが出来ない様々な体験や達成感を得ることが出来ます。運動部はスポーツを通じて、文化部は文化活動を通じて様々な視点や解釈を学び、それらを経験することによって人間的な視野や価値観を広げると思っています。同じ目標に向って仲間達と協働しいろんな苦難を乗り越えて得ることが出来る経験は一生の宝物となりこれからの人生に大きな良い影響を与えると確信しています。
雅楽部
浪速は文武両立を掲げており部活動には最大の支援を行っております。文化部の中には神社神道を建学の精神としている浪速にしかない日本の伝統的な文化を学ぶことが出来るクラブ活動も多くあり、これは浪速でしか体験できない部活動もあります。この様な文化活動に参加できる機会はもう二度とめぐってこないかもしれません。
津軽三味線部
特に新入生の高校・中学1年生のみなさんはこの様な機会を逃すことがないようぜひ部活動に参加してほしいと思います。3年間で培われる仲間との協働から生まれる絆、一つの目標に向って努力し達成したときの充実感など自分の人間力を高めることが出来るかけがえのない環境です。
神楽部
どこに入部すればいいのかわからないなど迷っている時には、今しかできない事、浪速でしか学べない事を体験できる部活動に入部してみるのも新しい自分の発見には良いかもしれません。迷っている人は是非一歩前に踏み出して挑戦してみてはどうでしょうか?そこには素晴らしい先輩たちが大歓迎してくれると思います。【NEW CHALLENGE】新しい挑戦です。
吹奏楽部
最後に文化部発表会の開催において、準備、運営に関わってくれた自治会の生徒、そして放送部の生徒達に心から「ありがとう」と伝えます。 素晴らしい文化部発表会でした。

2025年4月10日木曜日

1年生オリエンテーションセミナー

 今日から1年生達は7班に分かれてオリエンテーションセミナーを実施します。このセミナーは本校の校外学習宿泊施設「多聞尚学館」にてHR活動やグループワークなどを行ない、新しい仲間たちと一緒に学び合う姿勢を養い、協力し合って一つの課題や目的を達成させ、互いに信頼を築いていけるような活動を行う事でスムーズな高校生活が始めることが出来るように毎年実施しています。

本校の校外学習宿泊施設「多聞尚学館」がある千早赤阪村はみなさんもご存じのように楠木正成公の誕生の地でもあります。幼名は「多聞丸」という名で勉学に武術に励んでいた歴史上大きな影響をもたらした武将です。その「多聞丸」という名から名づけられた千早赤阪村にある130年以上も続いた多聞小学校が、2007年に閉校となり、2009年に本校の校外学習施設として見事に復活しました。新たな名称は「多聞尚学館」。全面的にリニューアルされ浪速教育トライアングルの一つとしてスタートした本校自慢の校外学習宿泊施設です。

この「多聞尚学館」では生徒達はいつもの学習環境とは全く違った雰囲気で学ぶことが出来ます。多くの卒業生達はこの「多聞尚学館」を利用し、先生たちが生徒達の学習意欲を上手く引き出し、進学の学習をサポートしてきました。ここでは生徒たちは自分の納得のいくまで学習活動ができます。また仲間達と一緒に寝起きを共にする事で絆も深まり、いい意味での刺激となり更なる学習効果が期待できると確信しています。

また多聞尚学館から学校へ戻る途中には堺市美原区にある高天原スポーツキャンパスに立ち寄って部活動の校外施設を見学してもらいました。ここはサッカー・ラグビー・アメフト・陸上・テニス・ゴルフの練習場が完備された施設です。生徒達はそのスケールの大きさにびっくりしていたように思います。

文武両立を目指す本校は他にはない充実した施設をフル活用して目標に向けて最大限努力できる環境が整っています。どうか1年生のみなさんはこの環境を生かして3年間で大きく成長を遂げてください。その為に私たちは全力でサポートしていきます。互いに粘り強く前に進んでいきましょう。

2025年4月8日火曜日

令和7年度TEAM浪速の始動です

今年もTEAM浪速が始動しました。本日過去最高の1152名の1年生を迎え2941名の浪高生達が動き始まました。春季例祭を執り行い学院神社の大神様にはこの1年更に成長する姿をどうか見守って頂きますよう祈願しました。その後は始業式を行い生徒達にこの1年に向けての想いを伝えさせていただきました。

その内容は以下の通りです。高校生の皆さんおはようございます。みんなの協力で全員が無事にこの日を迎えられた事大変嬉しく思っています。2年生3年生のみなさん3学期の修了式に伝えさせてもらった「Keep moving forward」”前に進み続けろ“というワードを意識した春休みを過ごしてくれたと思います。

2年生3年生のみなさんに伝えます。みなさんには入学以来「挑戦」という言葉を言い続けてきました。今年は【NEW CHALLENGE】“新しい挑戦”をスローガンにしてこの1年は今までに挑んだことがない事に挑み続け、失敗を恐れず果敢にチャレンジする姿勢を期待しています。

まず、3年生はいよいよ進学に向け本格的に動いていきます。目の前の現実に真摯に向き合い夢を現実にする為の努力を最大限してください。最後は自分の力です。出来るか出来ないかではなくやるかやらないかです。自分の力を信じて最後まで諦めずに頑張ってください。

2年生はこの1年をどう過ごすかで3年時が大きく変わってきます。春休み中には4月から自分はどうすべきかをしっかりと準備していると思います。あとはそれを実行するだけです。とにかく動く!成功や失敗全てが学びです。目の前の出来事全てを吸収し成長してほしいと思います。

そして1年生のみなさん、君たちの先輩たちはいろんな事に挑戦し頑張ってくれる素晴らしい先輩たちです。先輩たちのお陰で毎日の生活での「礼節」や「規律」を自らの意志で守り、相手を敬いことで自分の周りの環境がどんどん良くなり学校の中に活力が生まれています。また一人一人が前を向いていろんな事に「挑戦」している姿を周りの仲間たちが応援し支えることも出来ています。

1年生との対面式
つまらない事に目をやるのではなく誠実に正しい事をやり、お互いを認め合い当たり前のことを当たり前のようにしっかりとやれる。自分の為になる事、人の為になる事、などしっかりとした道徳心を持った行動が出来る素晴らしい先輩たちに見習いこの新しい浪速で新しい自分を発見し、3年後の自分の目標に向けて挑戦して行ってください。

留学生の紹介
そして全ての浪高生達に伝えます。令和7年度浪速で学ぶ生徒全員がその年の1つのチームであるという自覚を持ってください。一人一人は進むべき道は違えども志は皆同じ。中身の濃い学校生活を全校生徒の皆さんと共に創って行きたいと思います。一人はみんなの為に、みんなは一つの為に。この1年間、どんなときも前を向いて、誠実な姿勢、そして謙虚な気持ちを持って一歩一歩、歩むことを忘れずに進んで行きましょう。

2025年4月7日月曜日

新1年生の高校生活が始まった

 先週の土曜日入学式が終わり1年生達はいよいよ高校生活が始まりました。今日は1年生対象のオリエンテーションが行われました。初めて通常の時間に登校して1日を浪速で過ごすことになりました。中学時代とは違う通学方法や慣れ親しんだ教室とは全く違う環境での生活は緊張するものです。気を使いながらの生活は疲れるものです。焦らずゆっくりと自分のペースを早く見つけるようにしてください。そして少しづつ同じクラスの仲間と打ち解けあい絆を深めて行ってくれればいいと思います。

しかしこれだけは忘れないでください。打ち解けあって仲良くなっても最初に出会ったいい緊張感は忘れないでください。互いに思いやり、気を遣うなどの気持ちをこれからも大切にし、仲良くなっても互いの立場を尊重した言動と行動を心がけるようにしてください。「親しい中にも礼儀あり」です。

午前中は事前に配布してある新入生心得を使って、充実した高校生活を過ごすために最低限必要な事項について学年主任の先生や各分掌の先生からお話をしてもらいました。学習面に関しては教務部から、部活動に関しては自治会から、学校生活全般については生徒生活指導部から、人権に関してのお話、ネットトラブルについての現状と予防など多くの先生方から多岐に渡りお話がありました。

午後からはクラブ紹介となり浪速高校のクラブが紹介されました。ぜひ高校生活をより一層充実させるためにも部活動への入部を薦めたいと思います。教室では学ぶことが出来ない多くの学びが部活動にはあります。気になる部活動があれば積極的にクラブ体験に参加してください。

今日は初めて丸1日校内で過ごしました。少し疲れたかもしれませんね。お疲れ様でした。明日は春季例祭と1学期の始業式があります。準備期間が終了し本当にスタートです。良いスタートが切れるように心構えをしっかりとしておいてください。先輩たちが1年生に会えることを楽しみにしていると思います。 明日から令和7年度TEAM浪速の始動です。

2025年4月5日土曜日

令和7年度 浪速高等学校・浪速中学校 入学式

 本日、令和7年度の浪速高等学校・浪速中学校入学式を挙行いたしました。高校・中学合わせると1320名の過去最高の入学者を迎える事となりました。入学式を実施するにあたり、式場に全ての保護者に入場していただくことができないため、保護者の皆様には教室からリモートで参列していただきました。ご不便をおかけしたことと思います。ご理解とご協力に深く感謝申し上げます。

さて新入生のみなさん、そして保護者の皆様ご入学おめでとうございます。今年度は高等学校1152名の新入生を迎えることが出来ました。本当に嬉しい限りです。大阪府下96校の私立学校の中から浪速高等学校に入学してくれた事に心からありがとう、と伝えたいと思います。

新たな学校生活の始まりに緊張と不安を感じながら今日の入学式を迎えたと思います。今日入学してくれた一人一人の生徒達にとって浪速で過ごす3年間がこれからの人生にとって大きな糧となるよう私たちが全力でサポートする事を約束します。浪速に期待を持って入学してくれた新入生達には、3年後は必ず立派な人材として次のステージへと送り出さねばならないと決意を新たにしました。

式終了後は、クラス写真の撮影を行い、その後各HR教室で新しい仲間と初めて過ごすHRとなりました。1年間一人一人の生徒をサポートしてくれる担任の先生からのお話があり、今日は下校となりました。新入生のみなさん、高校生活3年間は本当にいろいろな事があると思います。良い事も悪い事も謙虚に受け止め決して諦めるのではなくじっくりと一歩一歩前進していって欲しいと願っています。

浪速で経験する全てが学びです。教えられる学びも大切ですがもっと大事な学びは自分で気づく事とその気づきから何かをつかみ取れるかです。気付くことが出来ればその気づきをどうするのか。そのまま放置するのか。それとも解決に向けての行動に移すのか。その行動が大きな成長を促してくれます。今日から新たな仲間と共に一生に一度の高校生活を多くの気づきが出来るように自分の周りの環境を整える努力をしてください。そうすることで、一人一人が明るく、元気に、楽しく過ごすことが出来る学校になると思っています。

まだまだ慣れない所はあると思いますが来週火曜日の始業式に向けてしっかりと準備をしてほしいと思います。先輩たちは新入生の皆さんと一緒に過ごす高校生活を心待ちにしています。これからみなさんの高校サクセスストーリーが始まります。一生の宝物となるいい高校生活をみんなで協力し創り上げていきましょう。

2025年4月2日水曜日

新入生初登校

 本日4月2日、新入生が入学前準備のために初登校してくれました。真新しい制服に身をまとった姿を見ると、先月の登校日の時よりたくましく、何か大人になったように感じました。今日新入生のみなさんは「志」をもって本校の制服を身にまとい浪速高校の正門をくぐってくれたと思います。この3年間、どのような高校生活を過ごすのかを思い描き大きな期待と不安を持っていると思います。

3年前の中学校への入学前を思い返してください。同じような想いで中学校の入学式を迎えたと思います。そして始まった中学生活ですが毎日を充実した日々となるように努力したと思います。その3年間の中で得た知識や体験を基に新たなステージでの目標を定め浪速高校に入学を決めてくれたと思っています。

高校生活も中学校生活と同様にいろんなことがあると思います。もっと大変な事があるかもしれません。そんな時こそ大きく変われるチャンスだと思って乗り越えてほしいと思います。苦しい時や辛い時、そして楽しい時や感動したとき、今日初めて出会った新しい仲間と共感し助け合い、励ましあい、支え合ったりしながら、目の前の出来事に誠実に向き合い前に歩んで行ってください。

夢を現実にする為にも「挑戦」あるのみ。この言葉をいつも心に持っておいてください。ゴールはまだまだ先にあります。毎日が幸せでそしてチャレンジャーとして明日からの日々を自分が立てた目標を見失う事がないように着実に一歩一歩と前に進んで行ってください。

この学び舎は生徒一人ひとりの為にあります。その学び舎で過ごす3年間が素晴らしい時間となるよう、しっかりと準備を整え、一歩一歩着実に前を向いて進んでいってください。みなさんの周りには多くの応援団がいます。しっかりとサポートしていきますので安心してください。さあ~浪高での高校生活がはじまります。自分自身の無限の可能性を秘めた未来に向け、新たないいスタートをきろう!!

2025年3月26日水曜日

千早赤阪村探究学習発表会

昨日は千早赤阪村にあるくすのきホールにて探究学習発表会を実施させていただきました。本校は大阪で唯一の村である千早赤阪村に学習合宿施設多聞尚学館を保有しており、毎年多くの生徒達がこの地で宿泊合宿を実施しており、本校にとって非常に関係の深い場所でもあります。また歴史的にも非常に有名なこの千早赤阪村は自然に恵まれた場所でもあり、大阪府民だけではなく関西圏の方々には親しみのある場所でもあります。

この度の金剛山の麓にある多聞尚学館での学びは、教室内で学べる知識だけではなくSDGsを視野に入れた地方創生の課題に対しても学ぶことが出来る非常に良い機会でもありました。

本校では、昨年から「思考力養成多聞セミナー」を開催し現地の村民の方々との意見交換や今抱えている課題について話し合う場を設けて交流を深めてきました。今回も、生徒達がその様々な課題の解決に向けた提案を考えて発表する機会を設けて頂きました。

この様な機会を頂く事で問題解決能力やプレゼンテーション能力を養う事ができ、何よりも「主体的」に物事に取り組むことができました。生徒達がチームで協働作業をおこない、チームワークの重要性を体験できる素晴らしいチャンスでもありました。

生徒達はそれぞれの課題に一人一人が真剣に向き合い、互いの考えを出し合ってまとめていく作業、そしてそのまとめた事をどの様に相手に伝えればインパクトを与えることが出来るかなど、考えに考え抜いて資料を作成していました。


昨日は千早赤阪村村長様や役場の方々にもご参加いただき、生徒達の発表に対して多くの意見や質問を投げかけて頂きました。生徒達は調べ上げた知識をふまえながら自分たちの考えをしっかりと伝えてくれていました。そのような姿から生徒達の成長を感じることが出来ると共に、この様な生徒達の学びの場を与えて頂いた千早赤阪村の村長をはじめとする多くの方々に感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

今後はこの様な経験を生かして今抱えている課題に対しての解決策を導くことが出来る能力を養ってほしいと思います。自分の前にある壁は乗り越えるために神様が与えてくれたものです。神様は乗り越えられない壁は与えません。きっと乗り越えられる方法があります。それを探していく事で大きく成長できると思っています。今日発表をしてくれた生徒の皆さん本当にご苦労様でした。そしてこの経験をぜひクラスメイトにも伝えてほしいと思います。