2025年8月2日土曜日

夏季休暇中の浪高生達へ

 夏季休暇中に入り生徒たちはそれぞれ自身の計画に沿って日々の生活を過ごしてくれていると思います。各学年でやるべきことは違いますが目標を見失うことがないように明確な目的を持った毎日を過ごしてほしいと思います。

学習面では現在3年生が京都で受験対策合宿、2年生は昨日から多聞尚学館でのハイレベル講習、校内ではNANIWA GLOBAL ACADEMYが開催されており夏季休暇中といえ生徒たちは非常に活気のある毎日を過ごしてくれています。

部活動では現在インターハイが開催されており出場している生徒たちは日ごろの練習の成果を出してくれています。また各クラブ活動においては合宿や遠征などが計画されており、この期間は多くの部活動が県外へ出向き様々な学校との交流を通してチーム力の向上や結束力、自身の成長につなげることができるチャンスとなるいい機会になると考えています。

学習面・部活動面の双方においてこの夏季休暇期間中でしかできない事に積極的に参加することは2学期以降の学校生活に必ず生かされてくると思います。それはこの期間はやらされるのではなく自らの意思で参加し、その目的のために徹底的に自分自身を追い込むことで自分の心の中に大きな自信が身に付くからでもあります。

「あの時にこれだけのことをやれたのだから今回も自分は必ず乗り越えられる。」そういった気持ちを持つことができるのは自分の意思で行動して最後までやり切ったことのある人しか持つことはできません。目に見える成果はもちろん大切です。でももっと大切なことは目的の達成のために努力し、苦難に耐え乗り越えることでやり切ったという達成感を得ることだと思っています。その達成感が次への挑戦のエネルギーになってくるのです。

本校の生徒達にはそのような経験をこの期間にぜひ体験してもらい2学期以降更に活気に満ちた学校生活を過ごすことができる準備となることを願っています。健康に留意し、浪速20の約束を忘れることなく充実した夏季休暇期間を過ごすようにしてください。

2025年7月31日木曜日

1学期終業式

 本日は1学期の終業式を執り行いました。1年生の伊勢修養学舎も無事に終え学院神社の大神様に今学期も無事に終えることが出来た事への感謝の気持ちをお伝えすると共に明日からの夏休みもどうか全校生徒が無事に充実した休暇を過ごせることができるようにお守りくださいと祈願させてもらいました。

その後の校長講話では「人生思う通りには行かないが行った通りにはなる」をキーワードに講話をしました。先週から実施された1年生の伊勢修養学舎、現在京都での受験対策学習合宿中の3年生、そして明日からの2年生の多聞学習合宿、インターハイ、イングリッシュキャンプ、クラブ合宿や遠征などこの夏には生徒一人一人が自身の目標に向って成長できる場所が用意されています。

そのチャンスから何かを掴み取り、その掴み取った事をいかに生かしていくのか。その様な行動が出来るかどうかで「思う通りに行かない事が思う通りに行きやすく」なるという事を伝えました。その為には時間を有効的に使う事です。日々の生活の中で優先順位を決め意志を持って行動する事が大切です。

各学年成績優秀者
(上から1学年・2学年・3学年)

みんなに平等に与えられている時間はその人の時間の使い方でそれぞれが違った道を進んで行きます。進みたい道を進む為にはその先のゴールを見据えて進まなければなりません。周りが霧に囲まれているだけではどこに行っているのかがわからなくなります。

卓球部 大阪卓球選手権大会
学校対抗 男子・女子3位
体操競技部 近畿高校体操競技大会
種目別跳馬 2位

そのゴールが見えていても今進もうとしている道が正しいかどうかは進んでみなければわかりません。今自分が進んでいる道が正しいかどうかは進んでみないとわからない事もあります。正しいから進むのではなく進んでいる道が正しいと思えるように努力すればいいのです。

弓道部 春季大会 男子団体2位 個人2位

「挑戦」する姿勢を忘れずに目の前の事を素直に受け止めそれに対して誠実に対応する。そして常に今を一生懸命に生きる。この浪速の精神をもう一度全校生徒のみんなには伝えました。この夏季休暇期間中は自分の安全は自分で確保し8月25日には一回り逞しくなった姿で全員が元気に登校してくれる事を楽しみにしています。

女子硬式テニス 大阪高校春季大会
女子団体 準優勝

暑い夏になりそうですが青春を大いに楽しんでください!とびこめ未来に!

写真部 「 春のフォトコンテスト」
奨励賞

2025年7月30日水曜日

伊勢修養学舎5班 3日目 ~第72回伊勢修養学舎最終日~

 7月20日から30日までの期間5班編成で実施されてきました第72回浪速高等学校伊勢修養学舎も最終日となりました。1年生1152名の生徒達がこの伊勢の地で神社神道の学校で学ぶ生徒として多くの体験から多くの学びを得てくれたと思っています。

男子の「禊」、女子の「舞」をはじめこの地の鎮座される神様を参拝する意味、また仲間たちと共に同じ時間を共有する事で構築される信頼関係。この修養行事は参加しなければ得ることが出来ない学びを本当にたくさん生徒達は得てくれたと思っています。そして最も大切な事はこの行事をやり切ったという達成感です。

この達成感は必ず次へ挑戦するためのエネルギーとなります。1年生達にはこの達成感を忘れることがないよう、また次の新たな達成感を得る為にも挑戦することを忘れずに前に進んでほしいと思っています。

また昨年度に参加できなかった2年生も1年生と一緒に全ての行事をこなしてくれました。この伊勢修養学舎で大切な学びはしてくれたと思っています。その姿勢も2年生らしくさすが1年間浪速で学んだ生徒達だと思わしてくれる内容でした。

今回長期にわたって本校の生徒達をご指導いただいた神職の先生方、そして疲れた生徒達を温かく迎えて頂いた神宮会館の皆様、そして安全にバスを運行していただいたドライバーの皆様、多くの方々のご協力とご支援でこの修養学舎を終えることが出来ました。心から感謝申し上げます。

このように多くの方々にご支援とご協力を賜り無事に修養学舎を終えることができました。そのこの想いにお答えするには生徒達がたくましく成長した姿を今後皆様にお見せできるどうかだと思っています。どうかこれからも本校の生徒達を温かく見守っていただければありがたいと思っています。

明日は終業式となっていますが、それ以降は講習や部活動に参加する生徒もたくさんいます。修養を終え一回り逞しくなった自信を胸に、生徒達には感謝の気持ちを忘れず、たくさんの方々から見守られているという認識をしっかりと持って新しい挑戦をして高校生活という青春を謳歌してください。 【今を一生懸命に生きる】 ~挑戦するからこそ変わることが出来る~

2025年7月29日火曜日

伊勢修養学舎5班 2日目 ~神宮会館~

 第72回伊勢修養学舎もいよいよ明日が最終日となりました。5班の生徒達も2日目の行事をしっかりとした姿勢で受けてくれており多くの学びを得てくれていると思います。

1152名の高校1年生と高校2年生15名の生徒達が5班に分かれ10日間に及び宿泊をさせて頂いているのが「神宮会館」であります。今日は72年間にわたり本校の「伊勢修養学舎」を支えていただいてきた「神宮会館」についてお伝えしたいと思います。

この神宮会館は昭和28年の第59回式年遷宮の附帯事業として神宮が建設されました。お伊勢参りの宿として伊勢神宮崇敬会が運営を委託され、第60回御遷宮時に西館を、平成5年の第61回御遷宮時に本館を新築され現在に至っており、お伊勢参りの宿として知られている宿泊施設です。内宮への参拝も徒歩5分という近さもあり毎年日本全国から多くの参拝者の方がたが宿泊されています。
 
本校の伊勢修養学舎は神宮会館が建設された翌年昭和29年から始まっており、第1回目の伊勢修養学舎から72年間にわたりお世話になっているお宿となります。本校の伊勢修養学舎の歴史を語る上で、この神宮会館なしでは語ることができません。神宮会館の変遷とともに、本校の伊勢修養学舎も変革していきました。現在も非常に恵まれた環境の中で、修養行事をスムーズに行えるようご配慮いただき実施できています。このようにこの神宮会館は、多くの卒業生がお世話になっており、修養学舎中は生徒達の修養の場所でもあり、そして神宮会館の皆様の心温まるおもてなしは心と身体の癒し宿ともなっています。

このように伊勢修養学舎には72年間にわたり受け継がれてきた数多くの伝統があります。参拝するところ、見学するところ、滞在するところ、すべての場所にはそこへ行く理由があり、そこには深い歴史があり、受け継がれてきた先人たちの想いがあります。その事をこの伊勢修養学舎で学んでくれています。

今年の伊勢修養学舎を終えた1年生の生徒達の成長は今後のみなさんの学校生活から見えてくると思います。修養学舎期間中は全ての行事で最も大切な事は伝え、現地で実際に学び、経験してくれたと思っています。「今を一生懸命に生きる」この事が最も重要なキーワードです。感謝の気持ちを忘れず、日々謙虚に浄く、明るく、正しく、直く生きていく事が大事な事です。伊勢修養学舎では古き良き伝統を学びそこから新しい事に挑戦するエネルギーを養うことが出来るのです。最後の5班の生徒達にもその事を伝えていきたいと思います。 

2025年7月28日月曜日

伊勢修養学舎4班 3日目 ~伊勢の地でのホームルーム~

4班の生徒達も最終日となりました。この班の生徒達は男子・女子共に非常に元気のある生徒達ばかりで神道行事も真摯な姿勢で参加してくれていました。一人一人が協力し合って大きな目的のために助け合うことの重要性を学び実践してくれたと思っています。素晴らしい生徒達です。今後の学校生活への期待がさらに大きくなりました。 

この伊勢修養学舎では2日目の夜に各クラスに分かれてのホームルームの時間を設定しています。各クラス一つのテーマを設けてその内容について意見や考えなどを出し合って今後の学校生活に生かして行く事が大きな目的でもあります。テーマはこの伊勢修養学舎での学びや気付いたことなどが多くあげられており各クラスの様子を見て回ると素直な気持ちになって自分の意見を伝えている姿が多くみられました。

この期間で学んだ事や新しい発見、そして成長したと感じたところなど生徒達が自分の想いやクラスメイトからの話などを聞いていました。人の話を聞く事から変化は生まれます。きっかけはいろんなところに落ちています。この修養学舎は沢山のきっかけがあるチャンスの場でもあります。この時間は近い未来と遠い未来を描きながらその実現に向けて今何をしなければならないかを考えるいい時間となったのではないかと思います。

伊勢修養学舎は古き良き伝統を学びながら、次への新しい事に挑戦するエナジーを養うことが出来るのです。初日の校長講話の要旨プリントは自宅の机に貼っておいてください。最低でも高校卒業までは貼っておいてほしい。キーワードは「品格」「情熱」「規律」「尊重」「結束」の5つです。『今を一生懸命に生きる』~挑戦するからこそ変われる~このフレーズを忘れずに校長からのメッセージをしっかりと心に刻んでくれていることを願っています。そして自分の夢に向かって挑戦し続ける事。そうすれば必ず自分の中で新しい自分を発見できることができます。それが成長したという事です。

4班が無事に帰阪した後いよいよ最後の班5班の生徒達が伊勢の地に到着しました。第72回伊勢修養学舎最後の班です。最後の班の生徒達にも神道行事を通じて多くの学びを体感できるよう私たちも全力で挑んでいくつもりです。そして次年度の後輩たちへ紡いでいきたいと思っています。