こんな言葉があります。「勇者とは恐れを知らない人間ではない。恐れを克服することが出来る人間の事なのだ」この言葉は元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラの言葉です。
日本のことわざに「七転び八起き」というものがあります。何度転んでも起き上がる。ではなぜそのような事が出来るのでしょうか?例えば「明日は今日よりもいい日になる」と期待するのと「明日は今日よりもいい日にしてみせる」とでは全然意味合いが違ってきます。前者は希望に過ぎず明日が良くなるかどうかは運任せと言っていい。でも後者は自分の力でいい日にできるという信念を基に語っている。
この違いが何度転んでも起き上がることが出来るエネルギーの基になっているのです。俗にいう強い人。やり抜く力「レジリエンス」を持っている人なのです。そういう人は運など気にせずに自分自身の信念に基づき誠実な姿勢で努力しその成果も謙虚に受け入れ失敗してもまた果敢に挑む事が結果よりも大切であるという事を知っているからです。
「だるまさん転んだ」だるまさんは何度転んでもまた起き上がります。自分自身もだるまさんのように何度も起き上がれる人でありたい。なぜなら、そうすれば恐れを克服できる人間に近づくことが出来ると思うからです。それが真の勇者だと私は思います。本校で学ぶ生徒達には真の勇者となり社会での活躍が出来るように今の高校生活「だるまさん転んだ」精神で頑張ってほしいと思います。