2025年9月16日火曜日

和 プロジェクト TAISHI

 昨日は9月21日は国連の定める「世界平和デー」に先立って本日大阪護国神社で開催された「国際平和デー.9.21世界平和を祈る」に本校書道部の生徒たちがご奉仕させていただきました。

「世界平和デー」は2002年国連の会議で制定され、その目的は非暴力と世界の停戦の日として敵対行為の停止を世界の国々と人々に呼びかける事が大きな目的です。本校においても数年前から書道部の生徒達が大阪護国神社で行われる「世界平和」のメッセージを発信する奉納揮毫(ほうのうきごう)に参加させてもらっています。今年も多くの方が見守る中、生徒達が「世界平和」を願い気持ちのこもった奉納揮毫をさせていただきました。

日本は今年終戦80周年を迎えました。先の大戦では300万人を超える尊い生命が失われ多くのことを私たちは多くのことを学び様々な経験をしてきました。改めて「平和の大切さ」を再認識しなければならないと思っています。しかし世界では様々な紛争が絶え間なく起こっています。

神社神道を建学の精神とする本校では日ごろから生徒たちには常に感謝の気持ちを持つことの大切さを伝えています。先人の人たちへの感謝の念を持ち、今を一生懸命に生きることが私たちの使命であり先人たちの遺志を受け継ぎ平和への誓いと未来に向かって無限の可能性を信じて笑顔あふれる世界を作っていかねばなりません。本日の奉納揮毫では生徒たちはそのような言葉を「書」を通して表現してくれました。素晴らしいことだと思います。

また田辺先生の揮毫では先生が書かれた「百姓昭明・協和萬邦」という書の周りに参加された方々が寄せ書きをさせていただきました。国民の平和と世界各国の共存と繁栄を願うという意味の書の周りに今日の奉納イベントに参加した皆様が世界の平和を願って一人一人小さな思いですがその思いの強さは計り知れす深いものだと思っています。その様な小さな力が結束すればきっと多くの人々の心を動かしそして世界平和への行動へと移っていくと信じています。

英国の作家リットンの言葉に「ペンは剣よりも強し」という言葉があります。言論には武力以上に世界を平和的に変える力があるというものです。ペンを書に置き換え「書は剣よりも強し」という志で、書道という日本の文化を通して、また日本人としてこのような平和活動に参加させてもらえることに感謝の気持ちでいっぱいです。今日の奉納揮毫が世界平和を願う「ひとしずく」だと信じて奉納させていただきました。

世界平和への道のりは長く遠いものかも知れませんが、お互いがお互いを認め、リスペクトし合うことで多くの困難を乗り越えられると信じています。この様なプロジェクトへ参加できたことを心から感謝し、そして奉納揮毫してくれた本校書道部の生徒達を誇りに思っています。書道部の皆さんありがとう。これからも「書」を通して多くの想いを発信してください。活躍を期待しています。