いよいよ生徒達の浪速祭が始まりました。今年で第59回目となります。神社神道を建学の精神としている本校では毎年浪速祭の前には全校生徒・教職員で秋季例祭を執り行います。『報恩感謝』の誠を捧げ、生徒達の健康と安全、浪速祭の成功、そして進学を目の前にした3年生がそれぞれの目的を達成する事を祈願する大切な神事です。102年の浪速学院の伝統文化を引き継ぎ、その重要性を感じられる行事となっています。
今年の浪速祭のテーマは『NANIWA LOVER~go to 浪速万博~』。このテーマには、浪速を愛し未来へと浪速の文化を伝え「浪速を愛する者」としてこの浪速祭を自分達が新たなことに挑戦する絶好の機会として自己を高め仲間とともに成長していこうという熱い想いが込められています。自治会の生徒たちが中心となり全校生徒で決めてくれました。
現在大阪で開催されている日本国際万博(関西万博)は「いのち輝く未来社会のデザイン」というメインテーマをもとに世界各国が進化している技術をプロヂュースし人々が自分らしい生き方を追求し国際社会が共創していくことを目的としているのと同じように、今年の浪速祭では生徒達が浪速の伝統を引き継ぎ新しい100年に向けて様々なことに挑戦していくことで未来に向けて新しい浪速を作り上げている一人一人の生徒達の姿を見ていただき、本校が目標としている「GOOD SCHOOL 浪速」を創り上げたていきたいと思っています。
一つのテーマで全校生徒達が気持ちで繋がる、これが浪速祭で最も大切な事だと思っています。高校3年間という一生に一度の青春を過ごす生徒達にとって浪速祭は大きな1ページとなります。そんな1ページを最高の形で終えられるように、どんな状況でも自分たちが出来る事に精一杯取り組む生徒達の姿から大きな感動とエナジーを感じることができます。明日の浪速祭では全てを出し切ってくれることを願っています。
今日と明日の2日間、浪速高等学校・浪速中学校は「お祭り」一色となります。浪速学院の年に1度の「お祭り」を全校生徒と一緒に楽しみたいと思います。