【Failure is a detour,not a dead-end street.】失敗は回り道。行き止まりではない。
この言葉はアメリカ人の作家ジグ・ジグラー氏の言葉です。大きな勇気を与えてくれる言葉だと思います。失敗したことを、あくまでもポジティブに“一つの結果”として受け入れ、素早く切り替える姿勢にメンタルの強さを感じます。メンタルが弱っている時は、失敗を恐れるあまり消極的になることで次の失敗を誘発するなど、ネガティブな連鎖を生んでしまうこともあります。
“捉え方の違い”と言ってしまえばそれまでですが、なかなか上手に切り替えられなくて苦労することや、成功の定義が“失敗しないこと”になってしまうことも少なくありません。ジグラーは、失敗しないことより“失敗した後が大切”ということを訴えたいのだと思います。経験値もストレス耐性も人それぞれ違うので、“その程度のことで?”と思うようなことだとしても、失敗して落ち込むことはあります。
本校の生徒達には『自分と人は違う』ということを改めて理解し“お互いに助け合おう!”という思いやりの心が重要だといつも伝えています。毎回の朝礼でも「思いやりの心」というワードを言っているのです。自分の周りの人たちを思いやる気持ち。この気持ちを持つことで安心感が生まれ深い絆が芽生えてきます。
みなさんもご存知の有名ブランドである『COACH(コーチ)』はハンガリーの町である『Kocs(コチ)』が由来となっています。このコチという町は、当時としては画期的なサスペンション付きの 4 輪馬車を世界で初めて製造した事で有名で、その素晴らしい品質と乗り心地はヨーロッパなど各国の間で評判となりました。
その評判もあり、「コチ」というだけで馬車を意味するようになりました。ブランドロゴにも馬車が描かれています。そうしてコチことサスペンション付きの 4 輪馬車は世に出回り、貴族や大事な物を運ぶ時だけに使用されるようになりました。馬車が人や物を目的地へ運ぶことから次第に「コーチ」という言葉自体が、「大事な人や物を運ぶ」「目的地に運ぶ」といった意味をもつようになったのです。
スポーツにおいて指導してくださるコーチも一緒に自分の目標達成に向かって進んで(運んで)くれるという意味で同じだと思います。また、不安な時にそばに仲間がいてくれると心強いですよね。一緒になって頑張ってくれる仲間がいると、自分の中にもパワーが湧いてくる気がします。仲間の存在も自分を頑張らせてくれるコーチだと言えます。また、自分自身も仲間にとってのコーチになれるのです。
失敗や成功など多くの苦楽を共にしながら、経験を積んで行く事。そして仲間のピンチの時にはそばにいてあげましょう。信頼という絆に結ばれた多くのコーチたちに導かれ、どんな回り道でもしっかりと前に進んでいくことで『自己実現』という最高のゴールを仲間とともに達成しましょう!頑張ろー浪高生達!