2025年6月5日木曜日

SafetyBicycle推進校に指定

 この数年府内における自転車事故による死傷者数は高校生が最多となっています。また、道路交通法の改正により、今後、16歳以上の自転車利用者に対して交通反則通告制度が適用予定であるなど、自転車を取り巻く社会情勢が変化しています。

このことを踏まえ、現在大阪府教育委員会と大阪府警察本部交通部が連携・共同して推進しているプロジェクト「SafetyBicycle推進校」として本校が推進校として指定されました。

交付式に出席した自治会会長と役員の生徒

本校では多くの生徒達が自転車通学を行っており登下校の際の安全確保の為に今年度から自転車通学者に対してヘルメットの現物の確認を行う事にしました。以前から自転車通学者に対しては自転車運転の講習や保険の加入、違反者においての指導などを行っていましたが更に自転車の安全利用を目的に生徒達に「考え、学び、行動」できるよう指導を充実させることにしました。

スマホやイヤホン・傘をさすなどの「ながら運転」の罰則も強化され、自転車も車のような「軽車両」とみなされるようになってきました。運転者として安全義務を果たす責任が明確になってきています。高校生の意識としてその責任の重たさを学んでほしいと思います。

見栄えや格好の悪さなどを気にするのではなく、社会の中で多くの人達が安全で安心して生活を営むことが出来る環境を整えていかなければなりません。自転車を今までのような簡単な乗り物という感覚でみるのはなく「一つ間違えば武器」となるという事を認識し、その取り扱いには充分な注意を払う事が求められているという事を再度認識してほしいと思います。

運転するなら運転者は安全義務を果たす事が必要不可欠であること。それは自分の未来を守る事でもあるという事を忘れてはいけません。生徒の皆さんも私たちと同様にヘルメットの着用、交通ルールの遵守をこれからも心がけてください。