2025年5月29日木曜日

進み続けなさい

 中間テストが先週に終了し今週から通常の学校生活に戻っています。新学期が始まり2カ月、中間テストの結果も戻ってきている事と思います。そんな状況の中今日はみなさんに次の言葉を伝えたいと思います。あるかたが次のような言葉を言われていました。【進み続けなさい。あなたが期待していたことが偶然に掴めるでしょう。座ったままで偶然にチャンスを見つけたという話は今まで聞いたことがない】

偶然というのは行動しているから偶然という現象に出会うのです。ましてや目的を達成する為に努力する行動は結果的にチャンスという形で自分の前に表れるのです。あとはその偶然をチャンスと気付き自分の物にしていくかどうかで自分の進むべき道が変わってくると考えています。

このような偶然に出会うにはその様な出来事が起きやすい考え方や価値観を持ち常に好奇心というアンテナを張り誠実な行動をとっているかどうかで変わってくると思っています。広い心と柔軟性を持ち時にはリスクをかえりみずに挑戦する勇気と決断できる判断力を持った人がこの様な偶然に出会うことが出来るのではないかと思っています。いつもみなさんに伝えているように挑戦とは何か新しい事に挑むことであり挑むという事は行動するという事です。常に[前に進み続けろ!」は今年の3学期に伝えたキーワードと同じです。

冒険的な人間は失敗を恐れません。失敗したとしてもその失敗をチャンスと捉え自分の成長につなげるエネルギーに変えて次の行動に移すことが出来ます。目の前の出来事を肯定的に捉える事が重要な事です。高校生活だけではなくその後の人生という旅路を歩んでいく中でせっかくの旅をいかに充実した幸せな旅にするかが問われています。今この瞬間を一生懸命に生きる為にどのような行動をできるのか。そこに尽きると思います。浪速で学ぶ生徒達はその事を理解しいくつになっても前へ前へと進み続けることが出来る人間になってくれる事を願っています。


2025年5月19日月曜日

5月朝礼

 今日は5月の朝礼を行いました。高校生は明日から始まる定期考査に向けて先週からしっかりと準備を整えてくれています。今日の朝礼では「与える」という言葉をテーマに話をさせてもらいました。

私たちは日々、さまざまな場面で「与える」という行動をしています。物を与える、時間を与える、思いやりを与える、笑顔を与える——その形は実にさまざまです。しかし、共通して言えることがあります。それは、「与えることは、自分を豊かにする行為である」ということです。「損をするのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、不思議なことに、人は誰かに何かを与えたとき、その心に温かい満足感が残ります。見返りを求めなくても、「ありがとう」の一言や、相手の笑顔を見るだけで、自分の心も明るくなるのです。

男子バレー部1部リーグ戦 
感動をありがとう

「与える」という行動は、意外な形で自分に返ってきます。自分が誰かを助けたように、いつか誰かが自分を助けてくれる日がきます。それに、「ありがとう」と言われたときの、あの温かい気持ち。あれは、お金では買えない、すごく大きな宝物です。私が好きな言葉に、こんなものがあります。「優しさは、まわりまわって、必ず自分に返ってくる。」これは、与えることの本質を表している言葉だと思います。だから、たとえ小さなことでも、「誰かに何かを与える」ことを、ぜひ大切にしてほしいなと思います。

ラグビー部 春季大会
情熱をありがとう

そしてもう一つ、与えることには連鎖の力があります。誰かに優しさを与えると、その人もまた誰かに優しさを与えたくなる。そうして、良い循環が生まれていきます。私たち一人ひとりの「与える」という小さな行動が、やがて社会全体を温かく変えていくのです。たった一言の励まし、誰かの話をじっくり聞くこと、ドアを開けてあげること——そんな小さな思いやりが、少しずつ自分の周りを明るくしていくのです。

浪速で学ぶ生徒達にはその様な心を持ち続け日常生活の中での小さな感動と温かさを感じながら日々の生活を過ごしてくれる事を願っています。学習活動に部活動に、そして仲間との時間に感動と勇気を「与える」ことの大切さを学んでください。

インターハイ出場を決めてくれた女子硬式テニス部
希望をありがとう

2025年5月17日土曜日

可能性を広げる!~パートⅣ~

 今まで「可能性を広げる」という言葉をテーマに浪速が実施している生徒達の可能性を広げる活動を伝えてきました。4回目の今日は最終章として「Saturday something special」名付けて【3S】についてお伝えさせてもらいます。

1S特別講座

今生徒達は来週火曜日からの中間テストに向けて全力で準備をしてくれていると思います。クラブ活動も停止し、今は学習活動の全力で取り組む環境を整えています。その一つとして学校の授業が行われない土曜日に「Saturday something special」名付けて【3S】を実施しています。この日をただ単のお休みではなく生徒達の学びの場を広げ、部活動や学習活動、そして趣味やキャリア教育など様々な学びの場を学校が提供し生徒達が自ら選択し学ぶことが出来るのです。

2Sでの自学自習

今日は来週火曜日から始まる定期考査に向けて2S「Self study」に200人以上の生徒達が参加し準備をしてくれていました。朝からの大雨の中にも関わらず学校に登校し自学自習に励みその学習活動の中でわからない所はいつでも先生に質問することができてその場で解決していく。これほど成果が残すことが出来る学習方法はないと思います。

2Sでの個別指導

また同時に実施している1S「OWN selection」では今後の学習活動に生かすことが出来る講座、英検対策などを実施してあり、その講座の中から自分の弱点や資格取得に向けて何かを掴もうとする生徒が多く参加して真剣に受講してくれていました。

1S特別講座

この様に浪速で学ぶ生徒達は「文武両立」と「行ける大学ではなく行きたい大学に行く」この2つを実践するために学校の全ての施設と教育環境をフル活用し頑張ってくれています。浪速で学ぶ生徒達には自分の可能性を広げ、これからの人生の道を切り開く力を備え社会に貢献し活躍できる人材となってほしいと願っています。その為にもこれからも浪速は未来にむけて新しい事に挑戦して参ります。浪高生達も積極的に参加して自分の可能性を広げていってください。

     
1S特別講座

2025年5月15日木曜日

可能性を広げる!~パートⅢ~

 今学校の放課後では来週から始まる定期考査に備え生徒達は勉強に励んでいます。中学の時から定期考査を経験してきた浪高生達はその実施の意味を理解してくれています。新学期が始まりこの期間で学んだ内容を確認するために今生徒達はその準備をしっかりと行ってくれていると思います。

当然ですが日々の授業をどのように取り組むかで、その結果は大きく変わってきます。いい準備をする為には日々の授業内容をしっかりとおさえておく必要があります。理解している所や不十分な所など今の自分の理解度を明確にしておく事で何をすればいいのかがわかってくると思います。準備するという事はその不十分な所をしっかりと理解しておく事だと考えています。

このことは当たり前の事ではありますが、その当たり前のことをいかに徹底してやれるかどうかが重要な事です。その「当たり前を徹底する事」がなかなかできない生徒もいるのも事実です。でも高校生活では定期考査などの様々な経験からこの「当たり前のことを輝かす事」ができるように失敗と成功を繰り返しながら小さな当たり前をコツコツと積み重ねでいけばその成果は目に見えた形となり自分に戻ってくることを生徒達には知ってほしいと思います。

本校の生徒達は、いい結果を生み出すためには日常の学校生活を誠実に過ごし、常にベストを尽くすことが重要だという事は理解をしてくれています。後はいかに徹底してやり切ることが出来るかどうか。そこが大きな課題となると思います。その事が今後の自分の可能性を広げるきっかけとなる事は間違いありません。みなさんの力を信じています。頑張れ浪高生! 

2025年5月12日月曜日

可能性を広げる!~パートⅡ~

 先週の土曜日は3年生対象の大学説明会を実施し受験に向けた具体的な情報を集め進路決定の材料とする機会を設け3年生の生徒達は真剣な眼差しで様々な大学の先生から情報を得てくれていました。

一方で2年生は次年度の受験に向けた学力向上の為に土曜日から多聞学習合宿に出かけました。今回の合宿では英語と数学に特化し自分の現状の学力や弱点を模試や大学入試問題を解く事で明確にし今後の改善点とその方法を明確にする事を大きな目的としています。


約50名の生徒達が参加してくれました。もう1年後は具体的に進路先を決めそれに向けた学習を行って行かねばなりません。今の自分の現状がどうであろうとその現実を素直に受け止め課題を一つ一つ改善して行けばいいのです。希望する進路先が今の現状と例えかけ離れていたとしても決して諦めてはいけません。
重要な事は今回の合宿で発見した事を基本に、残りの2年間の中で自分ができる最大限の努力をする事が大切です。今、このタイミングで可能性のある進路先を選択する事は自分の中にある未来に向けての可能性を狭くしてしまいます。これから先のことなどやってみないとわかりません。とにかく夢は自分の行動で掴み取る物です。これは今回多聞合宿に参加した生徒達だけではなく浪速で学ぶ生徒達にはその考えや想いを心に植え付けてほしいと思います。

たった2日間の学習合宿ですがここで学んだ事、気付いた事この事が自分の今後の高校生活に良い影響があったと思えるようにしてくれる事を期待しています。参加した生徒の皆さんお疲れ様でした。必ずこの結果は自分の心に残っているはずです。それを大切にこれからもどんどん行動してください。

多聞合宿への激励に行く途中高天原スポーツキャンパスへ立ち寄り部活動に頑張っている生徒達の様子も見てきました。この場所においても生徒達はそれぞれの目標に向けしっかりと練習に取り組んでくれていました。このような経験は教室では学ぶことが出来ない事です。これもまた自分自身の可能性を広げることが出来る学びだと思っています。

一人一人の生徒達が自分の高校生活を充実させ新しい自分を見つけ出す為にいろんな事に挑んでくれています。その行動は自信という形で自分のみについていきます。それが将来に必ず役に立つことは間違いありません。その挑む気持ちを忘れずこれからも活発な活動を期待したいと思います。【今日という日は小さな一生】です。

2025年5月10日土曜日

可能性を広げる!~パートⅠ~

 今年度も3年生対象の大学別進路説明会を実施いたしました。校内だけではなく校外の施設をお借りして国公立大学・私立大学・専門学校など120校を超える学校から講師の先生を派遣していただき、学校の説明と生徒達一人一人の質問に対応していただける3年生にとっては進路決定の大切な機会となりました。

各進路先の説明を聞く機会も1校だけではなく複数校の先生方の説明を生徒達が聞けるよう進路指導部の先生方が創意工夫して準備をしてくれています。また5月30日には国公立大学へのキャンパスツアーも企画されており、直接現地に赴き卒業生や大学生からいろんな情報を聞くことで大変有意義な進路選択の情報を得ることが出来る機会となります。

昨年度の卒業生達から、この様な機会を大切にしたことで学習に意欲的に取り組むことが出来るようになったと言っていたのを覚えています。自らが行動する事で多くの情報を得ることが出来自分のモチベーションを高めてくれるのです。今年も会場内の様子を見ていると3年生達は各校の先生方の話を真剣に聞きメモを取るなど生徒達はこの機会の重要性を理解して講師の先生へ質問なども積極的に行っていたように感じました。そこで知った情報や経験が必ずや希望する進路への合格の近道になるのではないかと思っています。これからの進路決定の判断材料として生かし切ってほしいと思います。

最後に判断するのは自分自身です。そしてその判断や決断が将来正しい物であったと言えるよう更に努力を重ねてほしい。今日の日はもう訪れる事はありません。3年生のみなさん。もう入試は目の前に迫っていますよ。今日という日は長い人生の小さな一日ですがこの日がなければこれからの人生はありません。そう考えると今日という日は小さな一生ということです。