2025年1月27日月曜日

大阪府高等学校芸術文化祭開催

 昨日は大阪天満橋にあるドーンセンターにて大阪府高等学校芸術文化祭日本音楽部門が開催されました。毎年この時期(大阪国際マラソンの開催日)に実施されています。大阪府下の高等学校の生徒達が日頃から校内での日本芸術文化活動の成果を保護者の皆様や府民の方々へ発表し、芸術・文化の健全な発展と振興、各校生徒の相互交流を図ることを目的に開催されています。

本校からも津軽三味線部と雅楽部の生徒達が出場し日頃の練習の成果を発揮してくれました。津軽三味線とその他の三味線の大きな違いは、まず、音の大きさです。やはり津軽三味線は太棹というだけあり、かなり音が大きく迫力があります。生徒達は「津軽じょんがら節六節」を演奏してくれました。素晴らしい演奏でありご指導を頂いている先生からもお褒めの言葉を頂くことが出来ました。

続いて雅楽部です。雅楽部は神社神道を建学の精神とする本校において神楽部と共に最も重要な部活動です。学校行事の中で常にこの2つのクラブは大切な役割を果たしてくれています。雅楽は1200年以上の歴史を持ち、日本の古典音楽として、また世界の古典音楽として外国でも非常に高く評価されてきています。日本古来の儀式音楽や舞踊などと、奈良時代・平安時代から、雅楽の演奏は、宮廷は勿論、寺院や神社において盛んに演奏されてきました。

演奏が始まる際には観客席から「オ~」という歓声が沸き上がるほど優雅で、透き通ったその音色は観衆の皆様の心に響いたのではないかと思っています。その音色は「天から差し込む光」と言われ日本人の心を癒してくれます。生徒達はこの様な素晴らしい文化を継承する事だけではなく、その活動からは多くの学びを得て成長してくれています。

今日芸術文化祭に参加した生徒達は、日本文化の素晴らしさを多くの方々に改めて知るきっかけを作ってくれました。今日までの自分たちの活動がこの様に多くの人達に影響を与える事が出来たという誇りと、これからも今の活動を広げていってくれる事を期待しています。今日は1日ご苦労様でした。そして私にとっても良い1日となりました。生徒の皆さんありがとうございました。