いよいよオーストラリア班2班も最終日を迎えました。最終日は午前中ブルーマウンテン国立公園へ訪問しました。ここはシドニーから西へ約2時間、高原の避暑地として知られるブルーマウンテンズ国立公園と、その周辺の7つの国立公園・自然保護区を含む地域が2000年、世界自然遺産に登録されました。総面積103万ヘクタールの広大な地域に、1億年以上前の植物といわれるウォレミマツをはじめ、130種以上の貴重な固有種が生息。ユーカリにいたっては91種、世界のユーカリの13%がここに集まっています。
中心のブルーマウンテンズ国立公園だけでも、総面積は約27万ヘクタール。エコーポイントの展望台に立つと、まず目に飛び込んでくるのが断崖にそそり立つ「スリーシスターズ」。魔王から身を守るため父親の魔法によって岩に姿を変えたという、三姉妹の伝説で有名な3本の奇岩です。そして背後には青くたなびく山容の壮大なパノラマ。山々を覆うユーカリから揮発した油分が日光に反射して青く霞んで見えることから、ブルーマウンテンズと名付けられました。
絶景に圧倒されたら、乗るだけでも楽しい乗り物がそろったシーニックワールドへ。旧炭坑のトロッコを利用したレールウェイで最大斜度52度の斜面を急降下すると、そこはジュラ紀から続くシダの森。まるで恐竜時代のような気分で遊歩道の散策が楽しめます。さらに84人乗り大型ロープウェイのフライウェイで谷底から舞い上がったり、足元がガラス張りのスカイウェイで空中散歩。270m直下にはユーカリの樹海が広がり、ブルーマウンテンズの醍醐味が味わえます。
エコーポイント展望台からは、古くから先住民の間で神聖な場所として崇められたブルーマウンテンズを代表する奇岩「スリーシスターズ」が最もきれいに見えると言われています。またこの展望台からはブルーマウンテンズの雄大な景色も一望でき、シダやユーカリの木々が生い茂る森林、断崖絶壁が連なる山々、そして青々とした草原が広がる景色は、まさに圧巻でした。
ブルーマウンテンを後にして生徒達はシドニー国際空港へと向かう途中ルーラの街に立ち寄り、22時20分発の便で帰国の途に就きました。
滞在期間中、生徒達は事前に伝えていたルールを守りしっかりと自覚ある行動をとってくれていました。HISのスタッフの皆様、現地のガイドさん、そしてドライバーの皆様、ホテルのスタッフの方々など多くの方々のおかげで全員が無事に帰国することが出来ました。生徒達に素晴らしい経験と思い出を創って頂き本当にありがとうございました。
今年度の修学旅行も大きなトラブルなく各団18日に帰国、帰阪しており生徒達はそのぞれの訪問先で素晴らしい経験と思い出を創ってくれた事と思います。ぜひ明後日からの学校生活の中で生かして更なる成長をしてくれる事を期待しています。