2024年11月19日火曜日

R6年度修学旅行 最終日 (オーストラリア2班)

いよいよオーストラリア班2班も最終日を迎えました。最終日は午前中ブルーマウンテン国立公園へ訪問しました。ここはシドニーから西へ約2時間、高原の避暑地として知られるブルーマウンテンズ国立公園と、その周辺の7つの国立公園・自然保護区を含む地域が2000年、世界自然遺産に登録されました。総面積103万ヘクタールの広大な地域に、1億年以上前の植物といわれるウォレミマツをはじめ、130種以上の貴重な固有種が生息。ユーカリにいたっては91種、世界のユーカリの13%がここに集まっています。

中心のブルーマウンテンズ国立公園だけでも、総面積は約27万ヘクタール。エコーポイントの展望台に立つと、まず目に飛び込んでくるのが断崖にそそり立つ「スリーシスターズ」。魔王から身を守るため父親の魔法によって岩に姿を変えたという、三姉妹の伝説で有名な3本の奇岩です。そして背後には青くたなびく山容の壮大なパノラマ。山々を覆うユーカリから揮発した油分が日光に反射して青く霞んで見えることから、ブルーマウンテンズと名付けられました。

絶景に圧倒されたら、乗るだけでも楽しい乗り物がそろったシーニックワールドへ。旧炭坑のトロッコを利用したレールウェイで最大斜度52度の斜面を急降下すると、そこはジュラ紀から続くシダの森。まるで恐竜時代のような気分で遊歩道の散策が楽しめます。さらに84人乗り大型ロープウェイのフライウェイで谷底から舞い上がったり、足元がガラス張りのスカイウェイで空中散歩。270m直下にはユーカリの樹海が広がり、ブルーマウンテンズの醍醐味が味わえます。

 リンカーンズロックは巨大で平らな白い岩で、この断崖絶壁から見下ろすユーカリの森や、ウェントワースフォールズの広い大地キングステーブルランドは息をのむほどの美しさです。柵がなく、高所が苦手な方は足が震えてしまうかもしれません。

エコーポイント展望台からは、古くから先住民の間で神聖な場所として崇められたブルーマウンテンズを代表する奇岩「スリーシスターズ」が最もきれいに見えると言われています。またこの展望台からはブルーマウンテンズの雄大な景色も一望でき、シダやユーカリの木々が生い茂る森林、断崖絶壁が連なる山々、そして青々とした草原が広がる景色は、まさに圧巻でした。

ブルーマウンテンを後にして生徒達はシドニー国際空港へと向かう途中ルーラの街に立ち寄り、22時20分発の便で帰国の途に就きました。

滞在期間中、生徒達は事前に伝えていたルールを守りしっかりと自覚ある行動をとってくれていました。HISのスタッフの皆様、現地のガイドさん、そしてドライバーの皆様、ホテルのスタッフの方々など多くの方々のおかげで全員が無事に帰国することが出来ました。生徒達に素晴らしい経験と思い出を創って頂き本当にありがとうございました。

今年度の修学旅行も大きなトラブルなく各団18日に帰国、帰阪しており生徒達はそのぞれの訪問先で素晴らしい経験と思い出を創ってくれた事と思います。ぜひ明後日からの学校生活の中で生かして更なる成長をしてくれる事を期待しています。

2024年11月16日土曜日

R6年度修学旅行 4日目 (オーストラリア2班)

 本日は午前中キングストリートワーフで1班と合流。オーストラリア班全員がそろって2隻の高速船でマンリーワーフへと移動しました。

かなりのスピードで走行するため船は結構揺れましたが周りの景色に圧倒され生徒達はたいした船酔いもなくマンリーワーフまで約30分の海上の旅を楽しんでくれました。

そして徒歩でマンリービーチに訪れ生徒達は自由な時間を過ごしていました。こちらは初夏の時期となっており土曜日の休日ということもあり多くの方々で町は大変賑わっていました。 オーストラリアは、日本の約22倍、769万平方kmという広大なスケールの国、オーストラリアは海岸線が約3万6735km続き、ビーチの数は約7000ということからも自然に恵まれた国です。

その中でマンリービーチはシドニーのノーザンビーチに位置するビーチです。北から順に、クイーンズクリフ、ノースステイン、サウスステインの3つの主要セクションに分かれています。

 サーフィン全豪オープンが3月に開催されるのがこのマンリー・ビーチで、サーファー達が波に乗る様子を眺めることができました。このビーチはオーストラリアでサーフィンができるもっとも有名なビーチです。初のサーフィン世界選手権は1964年にここで開催されたそうです。ビーチサイドには多数のカフェやバー、レストランがあり生徒達は海を眺めながら自然の風にあたりゆっくりとした時間を過ごしていました。

その後バスでキングストリートまで戻ってダイニングハーバーなどのシドニー市内を自由散策の時間をとって夕方まで生徒達は市内を自由に散策していました。こちらはクリスマス前?ということで多くの方々がハーバのレストランでパーティーを行っておりシドニーの町全体が非常に活気にあふれている感じです。生徒達は各班別で行動し定時の時間に決められた場所でチェックポイントでの点呼など決められた形で集合時間まで買い物などを楽しんでくれていました。

集合後はダイニングハーバーで夕食となります。今日の夕食はハンバーガーです。さすがに大きくて女子生徒達は食べきれない生徒が多くいましたが男子生徒は散策でお腹が減っていたのかしっかりと食べていました。そして最後にサプライズで今日誕生日を迎えた生徒に誕生日ケーキをプレゼント。全員でお祝いの歌を合唱し大いに盛り上がり修学旅行4日目を無事に終えることが出来ました。いい思い出となったことは間違いないと思います。

2024年11月15日金曜日

R6年度修学旅行 3日目 (オーストラリア2班)

本日は午前中タロンガ動物園を訪問しました。この動物園は1916年に開園したオーストラリア最古の動物園でもあり、350種類以上、5,000頭以上の動物を飼育しています。シドニー港の美しい景色を望むモスマンの高台に位置しています。

生徒達はオーストラリア固有の動物であるコアラ、カンガルー、ワラビー、ウォンバット、タスマニアデビルなどの有袋類をはじめ、ミーアキャットやエミューなどのさまざまな動物を熱心に見て写真におさめていました。

その後は昼食をはさんでポンダイピーチへ移動し見学した後ギャックパークへ移動しました。このキャップパークはワトソンズ・ベイの岬の東にある国立公園です。『世界三大美港』と呼ばれるシドニー湾のすぐ傍にあり、サウスヘッドなどと共にタスマニア海の美しくも荒々しい波が目もくらむような断崖絶壁に打ち寄せる大迫力の光景を見ることができます。生徒達も息をのんでその風景を眺めていました。

 次に見学したのがミセス・マッコーリーズ。ここには「ミセス・マッコーリーズ・チェア」という岩で作られた椅子あります。椅子っていうかベンチですね。ミセス・マッコーリーズ・チェアはニューサウスウェールズ州の初代総監であるマッコーリー氏が奥さんのために囚人に作らせたものだそうです。

マッコーリー氏はイギリスからオーストラリアに渡ってきた方なので、奥さんはホームシックになってしまったとか。それでイギリスからやってくる船を眺められるよう、シドニー湾を見渡せるこの場所にベンチを作ったそうです。

ちょうど雨が降り出し寒さもあり生徒達はここから眺めるオペラハウスとハーバーブリッジの景色を万能することが出来なかったのは残念でしたが現地で直接見る眺めは最高でした。その後はセントメアリー大聖堂に立ち寄り見学を本日の夕食会場に移動しオーストラリア中華をお腹いっぱい頂きホテルへ戻ってきました。

今日も生徒達は時間を守り安全を確保して充実した1日を過ごしてくれたように思います。明日もまたいろんな行程が組まれています。元気にいい思い出となるよう今日もゆっくりと体を休めて明日に備えてほしいと思います。

2024年11月14日木曜日

R6年度修学旅行 2日目(オーストラリア2班)

修学旅行2日目は2班の生徒達は12:00にシドニーキングスフォードスミス空港に無事に到着しました。1班の生徒達は9:30に到着しており先に2日目の行程をスタートさせています。B団は現地到着後、午後から2日目の行程はシドニー市内の見学となっています。シドニーを代表する世界遺産のオペラハウスやシドニー湾の絶景が見ることが出来る場所を見学しました。

まずはオペラハウスです。1973年に完成し2024年で51年を迎えたシドニーのオペラハウスは、2007年に世界遺産リストに登録されました。世界遺産リストに登録されるには、10種類ある登録基準のうち一つ以上を満たしていると判定される必要がありますがこのオペラハウスは「人類の創造的資質を示す傑作」という、ただ一つの基準に適合しただけで登録されたようです。

それほどまでに、クリエイティビティを宿した建造物といえるのです。オペラハウスの基本設計者はデンマーク出身のヨーン・ウツソン氏。建築家にとってはノーベル賞級にあたるといわれるプリツカー賞を2003年に受賞した巨匠です.。

生徒達はテレビや本など写真でしか見たことのない俺らハウスを実際に見て周りの景色とのバランスと港に停泊している大型客船とのコントラストに感動していたように思います。

その後はイギリスの影響を大きく受けた街並みを車窓から見学しながら夕食会場へ移動し夕食を港のテラスでいただきました。港の風を受けながらカモメなどの鳥たちが飛ぶ中での夕食は格別の味となったのではないかと思います。

そして今日は長時間のフライトの疲れもあることから明日からの行程に備えるべく休息時間をしっかりとるために早い目にホテルに入りました。今日はしっかりとベッドで休んでください。体調管理は自己管理ですよ。また明日いい経験をするためにも。

R6年度修学旅行 1日目 (オーストラリア2班)

 今日から2年生は修学旅行に出発です。5年ぶりに海外修学旅行を復活させオセアニア・東南アジアの5か国と北海道と沖縄の6コースで生徒達は自分の行きたい場所を選択してくれました。今日は韓国・北海道・沖縄班以外のコース、オーストラリア・ニュージーランド・マレーシア・シンガポール班の生徒達がお昼から夜にかけて順次出国していきました。素晴らしい思い出と新たな発見を一つでも多く発見して無事に帰国してくれる事を願っています。

関西国際空港搭乗口 元気に行ってきます。

私は最も参加者数の多いオーストラリア班に帯同する事にしました。2便に分かれ関西国際空港を16:55と18:05分に出発して、約3時間半のフライトで香港国際空港到着。1時間半後トランスファーで最終目的地のオーストラリアシドニーキングスフォードスミス空港へ向かいます。合計約12時間の空の旅となります。

香港国際空港到着 
生徒達のほとんどはこれだけ長く飛行機に搭乗した経験はないと思います。この様な経験もこれからの人生にきっと生かされる事でもありこの様な経験をさせてもらっている保護者の方に感謝しなければなりません。その恩をどのように返していくのかは皆さんわかっていると思います。無事に帰りそしてこの修学旅行から多くの事を学び成長する事です。

長時間のフライトでも元気にシドニー国際空港に到着
この6日間はすべてが初体験だと思います。日本とは全く勝手が違います。様々な事で緊張しながら行動して行かねばなりません。よく考えて行動し、大切な事は事前に伝えたルールを絶対に守る事。それを怠ると楽しい旅が残念な旅になってしまいます。外国の文化と歴史を実際に現地で見る事がどれだけ素晴らしいかを体験してほしいと思います。いい修学旅行となる事を願っています。

2日目シドニー観光に向けて出発

2024年11月11日月曜日

前を向こう!

 先週末は、3年生が多聞尚学館で学習合宿を実施いたしました。大学共通テストに向けての入試対策specialセミナーとして、社会と理科の1科目に絞って徹底的に演習問題に取り組んできました。この2教科は今後、演習問題に取り組む量によってさらに学力の向上が期待できる教科です。1つでも多くの問題に触れて様々なパターンの問題を解くことで、その解決策を身に付ける事が大きな目的でもあります。

そんな中で自分の課題を明確にし、その課題を一つ一つコツコツと解消していく事で、合格へ一歩一歩近づくことが出来ます。高いモチベーションを持った生徒達ですからやる気は満々です。これからは更にストイックに目の前の学習に励んでほしいと伝えさせてもらいました。ただこれから多くの課題が目の前に出てくると思います。その時自分の実力のなさを悲観するのではなく「大切な試験の前に発見できてよかった。」と思って一つ一つ解決していって欲しいと思います。挑戦するという事は今まで経験したことのない事や知らない事に取り組むという事です。出来なくて当たり前です。コツコツと前に進む事が最後に勝つコツです。諦めずに頑張ってください。

次の日の日曜日には全国高校ラグビー大会大阪府予選の準決勝が花園ラグビー場で開催されました。相手は全国制覇の経験もある大阪桐蔭高校です。今年は最強と言われており、5月に行われたワールドラグビーユーストーナメント交流大会にも海外の強豪チームに勝って優勝をしたチームです。

生徒達は試合開始直後から、相手チームの攻撃に果敢にタックルにいき何度も相手のミスを誘う好プレーを見せてくれました。目の前に起きていることに対して自分がやらねばならない事をキッチリとやる事で、その行動の目的が達成できるという事を証明してくれました。

試合結果は大敗となりましたが、試合に出ることが出来なかった選手や今まで選手達を支えてくださった多くの保護者の皆様が温かい声援をおくり続けて頂きました。最後の最後まで声援や拍手を頂けたのは、選手達がどんなに点数が開いても最後まで諦めずにプレーをしたことで、目には見えない感動を感じて頂けたからではないかと思っています。

学習活動も部活動も一気には向上しません。諦めず愚直に一歩一歩、コツコツと前に進むことです。その一歩も他からやらされてやるのではなく、自らの意志で課題を発見し粘り強くその課題を解決していく為の一歩を踏み出せることが出来るか。その一歩が最も大切な事です。「コツコツが勝つコツです」。